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「RBZ」フェアウェイウッドとヘッドの剛性

   

テーラーメイド「RBZ」フェアウェイウッドの人気がすごいです。
3Wなどは、つい先日までずっと品切れ気味だったとか。紛れもなく、今年最大のヒット作の一つになったと思います。
プロゴルファーも他のクラブは契約先のクラブでも、FWだけは「RBZ」という選手も数多く、その性能の確かさを証明していると言えそうです。
先日、機会があってラウンドを同伴させていただいた85歳のご老人も「RBZ」を使用されているのを見たりして、人気の高さを実感しました。

重心特性は、それほど極端な特徴はなく、比較的オーソドックスなモデルである「RBZ」がなぜこれほどの人気になったのか、というのが今日のテーマ。
ソール部分のスリットによって反発力が増し初速が伸びるという話ですが、多少はあるかもしれませんが、あまりに画期的な話すぎてにわかには信じられません。スリット部の重量によって、より重心位置が浅くなりロースピン性能が高くなるのは、よくわかりますが。。

週刊ゴルフダイジェストの「ゴルフギア探検隊」連載の取材で、いつもご協力いただいている練馬の工房「Studio CGA」の山崎さんに、スリット部分の高さと打球するフェース面、ヘッド後方のフランジ部分の高さが一致しているという指摘をいただきました。

どういうことかというと。
FWなので、フェース面の下目でヒット。「RBZ」に特徴的なスリットはヘッドの中10mmくらいのところまであります。そして、フランジ部分もまた地面から10mm程度離れたところにあります。これらがほぼ直線で結ばれるということです。

ここからは、何の科学的根拠もない私の推測です。
打球すると、ヘッドはたわみます。たわめばいいというものではなくて、たわみすぎると飛距離をロスします。そのパワーに応じた適正なたわみになるヘッドの剛性が必要になるわけです。ヘッドの剛性が不足するとたわみすぎて、いわゆる「当たり負け」の状態になり、振った分だけのパワーをボールに伝えきれなくなります。

最近、CORルール基準値超えをうたった超高反発ドライバーが幾つか販売されています。
それらは、年配層向けのクラブがほとんど。ヘッドスピードが34m/sから40m/sくらいまでは、非常に強い反発性能で大いに初速アップが見込めます。
しかし、同じドライバーでより早いヘッドスピード、50m/sくらいで振ると、ヘッドがたわみすぎ当たり負けしてしまい、結果的に初速はたいしてアップしないといった現象が起きます。そのパワーに適正なヘッドの剛性があるのではないかと感じています。

つまり、「RBZ」フェアウェイウッドの良さは、スリットによるヘッド剛性のアップにより、当たり負けせずエネルギー効率を高めたヘッドになっているからというのが、私の推論。
テーラーメイドのCMで、ロングヒッターのダスティン・ジョンソンが振れば振るほど飛距離が伸びていく映像があります。「当たり負け」せず、プロが安心してロングの2オンなどを狙っていける仕様になっていることが、評価の高さにつながっていると思います。

連載中にも書きましたが、「RBZ」FWもUTもフェース下目で打ったほうが、より飛ぶ感じがあります。
持っている方はぜひお試しください。

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