ロフト17度で飛ばす! SYB「W422V」3番ウッド(スプーン)
2020/07/06
FWをようやく発売!
私が、WEB物販のお手伝いをしているアナライズで、最近売りだしたのが、この「SYB W422V」フェアウェイウッド。SYBは、”サイブ”と読みます。コンセプトというメーカーだったわけですが、今はコンセプトは事業部の名前になっています。
昨年からアナライズでは、オリジナルシャフトをつくっていて、重量があって、手元にしなりを感じやすいという設計で、価格もかなり抑えてコストパフォーマンスも高くなっている、いいシャフトが出来ています。ご使用いただいてる方々の評判も非常に良いのですが、通販でシャフトを販売する場合、リシャフトするクラブを送っていただく手間がかかるので、ヘッドを装着したものをそのまま販売できないか思案していました。
いくつかのメーカーのクラブを提案したものの、マークさんがこれなら販売していいというモデルがなかなか無かったのですが、この「SYB W422V」は、ようやくお眼鏡にかなったFWです。
ロフト角17度のハイロフトスプーン
ヘッドが大きく投影面積も広いヘッドで、ミスへの許容範囲も大きいモデルです。
そして、打感、打音など感覚的なところもとても優れています。こうして構えてみると、丸顔もスッキリとしていて構えやすく、安心感があります。
このモデルの最大のポイントが、通常、15度前後のロフト角である3Wに、ロフト角17度があること。マークさんもロフト角17度のモデルを強力に推奨しています。
スプーンは、地面から打つには決して簡単ではないクラブ。傾斜にかかったりライが悪かったりすると、大きなミスにつながりやすくなります。もっともいいライからでも、常にナイスショットできるのはかなりの上級者で、かつヘッドスピードが45m/s以上ある方だけでしょう。
私自身も、以前は17度のバッフィを使用しました。14度のスプーンをバッグに入れることもありましたが、あまりにも成功率が低いので、地面から打つことはなかったのです。その点、ロフト角が17度あると、ボールが拾いやすく、しっかりとキャリーを出すことが出来ます。
ロフト角15度のスプーンと、この17度のスプーンを打ち比べてみて、コンスタントに15度のほうが距離が出せるゴルファーは、ほんの一握りの上級者に限られると思います。大多数のゴルファーが、17度のほうが飛距離が出るでしょう。方向性やミスショットの許容範囲は言わずもがなです。
難しい3Wの成功率を大きく高めることが出来、ロングホールの2オンも夢ではありません。
それなら最初から、4Wや5Wを使えばいいじゃないかという方もいると思います。私もその意見に賛成です。3Wは一般的なアマチュアゴルファーには難しいのです。そうしてわりきって使える方はいいのですが、どうしても3番ウッドを使いたいというひとも多いはず。
だから、この「W422V」はロフト角の表記がなく、3番の下にアンダーラインだけ入ったデザインになっています。こういうある種の見栄の部分をよく考えられていると感心しますね。
装着する「W65」シャフトも、タイミングが取りやすくボールが拾いやすい割に、先端が走る感じがなくFWにマッチするシャフトです。メーカーの純正シャフトにはない重量感があり、シャフトを変えるだけでもFWはかなり打ちやすくなると思います。
そもそも市販されているFWは、諸般の事情ですごく打ちづらいモデルが多いのです。
FWが苦手な方に試していただきたいフェアウェイウッドです。