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南出仁寛&岡本啓司の800ヤード兄弟始動! スプリントスイング理論が本になりました

      2020/07/06

スプリント打法が新書になって登場

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9月26日ゴルフダイジェスト新書から南出仁寛&岡本啓司共著『そんな飛距離でよく我慢できるねッ! 』が発売になります。

ご存じない方に説明すると、南出さんは過去6度の日本チャンピオンに輝くドラコン界の第一人者。岡本さんは鍼灸師でありながら、ドラコン選手でもあり、本来シニア部門でありながら、今年はチャンピオンズリーグで3勝をあげているトップクラスの選手です。

もともと重度の椎間板ヘルニアに苦しんでいた南出さんを、岡本さんが治療したところから始まった二人の関係。
当時ほとんどゴルフの知識がなかった岡本さんですが、より身体に負担の少ないスイングにすることを南出さんに提案し、それから二人三脚で、身体にとって物理的に自然でパワーを引き出せるスイングを作り上げました。そうして生まれたのが二人の「スプリントスイング理論」です。

日常生活も満足に行えないほど身体の状態が悪化していたとはいえ、南出さんはその時点ですでに日本チャンピオン。日本一を獲ったスイングを変えることは、並大抵の決断ではなかったはずですが、岡本さんの身体の専門家としての理論を取り入れながら、ここ1.2年では、ドラコン大会の勝率が5割前後と、遥かな高みに到達しつつあります。

2012年には、GDドラコン選手権で、南出さんがオープン部門優勝。
シニア部門で岡本さんが優勝するというアベック優勝を達成。
その年の世界大会では、二人が400y超えのビッグドライブをマーク(南出417y 岡本402y)。
800ヤード兄弟の呼び名もそこから生まれました。

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これは、今年のGDドラコン日本選手権での写真。南出さん2連覇の瞬間です。

両隣の選手に比べて、明らかに小柄な南出さん。
身体のサイズがモノを言うドラコンの世界で、一般ゴルファーと変わらない体格(南出178cm 岡本175cm)ながら、なぜ彼ら二人が卓越した実績をあげられるのか、この本には、そのノウハウが書かれています。

今までと同じ方法では、劇的に飛距離を伸ばすことは難しいでしょう。
南出&岡本コンビは、スイングに磨きをかけ、毎年のように飛距離を伸ばし続けています。

800y兄弟初のレッスン本に参加!

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過去の記事にもちょっと書いたことがありますが、この本には、私も取材と構成で参加。
最終的に本になるのに、かれこれ一年近くかかりました。

まず岡本さんの専門的な身体の知識をすこしづつ頭に入れるところから始まり、骨格にとって自然な動きや筋肉がいかに大きなエネルギーを生むのかを苦心して理解していきました。

大阪や静岡に取材に行ったり、東京でもお二人と何度もお話し、ようやくこの度、こうしてかたちになることが出来、私としても、とても思い入れのある仕事になりました。

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FacebookやTwitterで何度も書いていますが、南出さんも岡本さんも本当にナイスガイ。器の大きな素晴らしい男たちです。

彼らと一緒に仕事が出来たこと、彼らの本を世に出すお手伝いができたことが本当に嬉しく思える、最高の二人。これだけの男たちはなかなかいません。

人柄が最高な二人ですが、スイング中の身体の使い方も見事です。
ツアープロは、言ってみれば安定感重視のスイング。
しかし、彼ら二人は、より飛距離を重視しているわけなので、スイングもダイナミックで躍動感にあふれた美しいものです。ショットメーカーやスインガーとはまた違った、飛ばしの機能美ともいえるスイングだと思います。

本にするにあたり、その辺を写真で表現できるようかなりこだわってみました。
その辺の感じが伝われば、嬉しいですね。

現在最強の生粋の勝負師

南出さんは、先日行われたGD日本選手権で2連覇達成。
現在、日本代表として、ラスベガスの世界大会に出場しています。

※追記 2013年のドラコン世界大会で、日本人初のベスト10入り。432ヤードの公式日本記録。

この動画は、その決勝戦の模様ですが、それまでの打球がすべてファール。残り一球という絶体絶命のところで、一度仕切りなおす南出さん。そして、最後の一球でビッグドライブを放って優勝という離れ業でした。最後の最後に残ったチャンスを最高の形でモノにしたのです。

正直、ポテンシャルの点では、優っているドラコン選手も存在すると思います。
ただ、南出さんは、競技者としての勝負感がずば抜けています。彼は、不利な勝負を五分五分に。五分の勝負を勝ちにつなげる、生粋の勝負師。人柄にもその辺が表れているなあと感じます。

残念ながら、この辺は、本には載らない部分ですね(笑)
二人には、いいエピソードがたくさんあるんです。

というわけで、飛ばしたいゴルファーはぜひ。
そして、たくさん練習していただければと思います。
効率よく身体が使えれば、飛距離はまだまだのびるのです。

私も頑張って、飛距離アップ中です!

 

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