ゴルフレッスン書籍を三作品リリース
2020/07/06
ゴルフ本リリース!
この半年で、私の企画によるゴルフ書籍が3冊出版されました。
どの本もこれまでにない切り口で、単なるHowto本にとどまらない内容になったと思います。
少し難しくなりすぎたかなという反省もありつつ、一方でゴルフは難しいものだという気持ちもないではないです。
「これだけやれば大丈夫」みたいな感じにはしたくない。上っ面な理解だと、いくら練習しても、ラウンドしても上手くならないのではないかと。なぜ上手くならないのか、どうしたら上手くなるのかを真面目に考えながら、つくりました。
何よりも、ゴルフは深く入れば入るほど面白いというのが、私の偽らざる感想です。
本を読んだ方には、上手くなってほしいのはもちろんですが、そういうゴルフの奥深さを感じてもらえれば嬉しく思いますね。
『スコアの壁を破る! 自分のゴルフの見直し方』
1作目は石井忍プロによるもの。
「なぜ練習場ではうまくいくのに、本番でミスしてしまうのか?」をテーマに、ラウンドでの心の持ちようと、練習場での取り組み方について書いた本です。
練習法が人気のようなのですが、この本の核心は、意図的にプレッシャーをかけて行なう「リンク練習」にあると思います。そして「あとがき」に書かれた、「絹ごし豆腐を箸でつまむような」繊細なコースマネージメント。これまでいまいち上達しきれなかった理由がわかるかもしれません。
『再現性を高め、カップインの確率を上げる 重心パッティングのススメ』
『再現性を高め、カップインの確率を上げる 重心パッティングのススメ』 大本研太郎
2作目は大本研太郎プロによるものです。
大本さんは、恵比寿で「パットラボ」というパッティングの専門スタジオを主宰されています。
パッティングを扱った本は少なくないのですが、どれも主観的かつ観念的で、検証に耐えうるものではないと感じていました。
現在、パッティングのコーチとして第一人者といえるデーブ・ストックトンも、感性や感覚を活かせというのが大きな主張。それ自体は大いに頷けるのですが、一般的なアマチュアゴルファーにはなかなか実践しにくいところもあるのではないかとおもいます。
この本では、大本さんの主張する距離感の出し方、ラインの読み方、ストロークの考え方など、パッティングの確率をあげる方法をひとつひとつ解説しています。上級者に効果があるのはもちろんですが、パッティングを向上させたいアベレージ層にも試していただきたいところです。
余談ですが、マーク金井さんに大いに評価していただき、実際に恵比寿の大本さんのスタジオに足を運ばれたそうです。本を読んでいただいた方ももっと大本さんから話を聞きたくなるかもしれません。
『プロキャディ杉澤伸章が教える あなただけのスコアメイク』
プロキャディ杉澤伸章が教える あなただけのスコアメイク 杉澤 伸章
3冊目は、宮里優作プロのキャディ、杉澤伸章さんの本。
丸山茂樹プロをはじめ、数多くのプロのバッグを担ぎ、世界の舞台で活躍された杉澤さんのプロキャディとしてのノウハウが書かれています。
プロゴルフの1ストロークに対するこだわり、いかに成績をあげるかというキモの部分をコース戦略やメンタルのマネージメントの視点から語られています。
杉澤さんの言われるノウハウは、意外とプロゴルファーであってもできていないと思うことがあります。
本当のトッププロだけが知る方法論と言っても良さそうです。
優作プロの調子も上がっているようなので、今季後半戦の活躍も楽しみなところです。
まとめ
私の好みとしては、シリアスで真面目な感じにしたかったのですが、本の帯にいろいろとな煽り文句が書いてあるのは、版元さんの意向です。でもまんざら大げさではなく、良い中身になっています。今度は、Howtoものじゃない、よりゴルフを深く知るような趣きのある出版を手がけたいところですが、来年以降かな。
自分のこれまでの仕事の中でも胸を張って誇れるいい仕事になったと感じています。
書きたいことは山ほどありますが、答えは本の中に。
ぜひ手にとっていただきたいと思います。