5日間でギャラリー数1万人以下! 日本オープン 2013
2020/07/06
白熱! Jリーグ優勝争い!
土曜日は、Jリーグ、マリノスVSサンフレッチェを日産スタジアムで観戦していました。Jリーグは優勝争いの佳境で、この試合は1位と2位の直接対決。残念ながら、ひいきのサンフレッチェは負けてしまいましたが、雨が降りそうな寒空のなか、熱戦を生で楽しみました。
観客数は、39,243人。
先方には、中村俊輔選手や中澤佑二選手など人気選手がいますが、日本代表選手もほとんどいない中、なかなかの盛況でした。サンフレッチェを応援するビジター席では、有志の方がお手製のチラシを配り、応援の仕方やチャント(応援歌)の歌詞を教えていただきました。
ギャラリーが激減した日本オープン
さて、翻ってゴルフの話です。
国内最強選手を決めるメジャー大会、日本オープンですが、今年は初日からギャラリー数が少ないことが話題になっていたようです。
1日目 1,586人
2日目 1,874人
3日目 3,282人
4日目(雨天サスペンデッド) 1,430人
5日目(順延日) 967人
最終的に合計でも9,139人と一万人を割るギャラリー数になりました。2009年には45,000人を超えていましたから、まさに激減といえる内容です。
月曜日の順延された試合は、秋晴れの中、まさに男盛りの30代の二人、小林正則プロと小田孔明プロが、半ばマッチプレーのような白熱した戦いをみせ、見応えのある好ゲームになりました。
予備日の月曜日にやってよかったなと感じました。
試合内容は、メジャーの権威にふさわしいものでしたし、例えば、54ホールに短縮していたら、少なくともこの熱い戦いは見れなかったわけです。
ギャラリー数激減の理由は?
ここまでギャラリー数が減った原因ですが、やはり多くの方が、 石川遼、松山英樹両選手がいないことを指摘されています。たしかに一時期の遼くんフィーバーでギャラリーは大幅増したことがありました。
しかし、遼くんが登場する前でも、地方開催であっても1万人単位のギャラリーが来ていたはずです。都心からもまずまずアクセスの良い、茨城ゴルフクラブでの開催ということもあり、関東圏のゴルフファンには、大きなゴルフイベントのはず。ここまで落ちるのが説明つかないとも思います。
入場者数が減った理由ですが、いくつか仮説を立ててみましたが、なんとなくしっくりこないのです。
- 石川遼、松山英樹の二大スターの不在
- 悪天候(※4日目が中止になったように、寒さや雨)
- やや高額な入場料金
- これから、袖ヶ浦カントリークラブ(千葉県)、美浦ゴルフ倶楽部(茨城県)で試合があるためセーブ?
上記以外にも、もっと本質的な問題が内包されているのではないかと感じます。
ゴルフは、競技人口で言えば、野球やサッカーに劣らない国民的スポーツですが、野球で言えば、日本シリーズやCSに匹敵する日本オープンに、ゴルファーの関心が薄いなら、大きな問題と言わざるをえません。ゴルフに携わる人間としては、危機感を感じます。
(追記)ギャラリーは、開催コース近郊50kmに住む人が、8割を占めているらしく、その地域への告知が不十分だったのではないかとという指摘があるようです。これは納得感があります。関東圏で行われるため、安心してしまい、あまりプロモーションに熱心でなかったという仮説が建てられそうです。
ステップアップツアーに大ギャラリー
今日の熱戦を見ていると、コンテンツだけが問題ではない気がしています。国内女子ステップアップツアー、「山陽新聞レディース」では、ここ数年、毎年のように多くのギャラリーを集めています。今年は3日間で、20,304人です。全国的に名前の通った人気選手はほとんど出場していません。プロゴルフ自体はファンの関心も高く、興味をひいているのではと感じます。工夫次第では、もっとギャラリーは集められるのではないでしょうか。
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イベントとしての受け入れ体制が整っていたのか、もう少し研究してみたいところです。