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5年後の風景

      2020/07/06

simodateasia

自分の覚書として。

友人の言った名言で、「日本のゴルフ業界でこれから起きることは、他の業界で5年前にすでに起きている」というものがあります。それを数年前に聞いた時、国内のゴルフメーカーはかなり厳しくなるであろうと思いました。はっきりいえば淘汰が起きるだろうと感じました。

当時は企業合併が盛んで、どんな分野でも巨大企業が3社くらいでシェアを分け合っているのが典型的な状況でした。今もそうですね。儲かるのは主にNO.1の企業で、3位以下の会社は縮小か合併を迫られます。

ゴルフメーカーでいえば、テーラーメイドやキャロウェイ、タイトリストなどの存在感が増し、そこにナイキのような巨大企業が加わる海外勢に対し、国内のメーカーは数が多い割に、ほとんどが苦戦を強いられていました。「XXIO」除く。
それなので、合併で技術やブランドを結集するしか無いわけですが、一方で親会社の力が大きい日本の状況ではそれは難しいであろうと感じていました。

これまで淘汰がおきなかったのは、そうした親会社の存在があることと、日本のゴルフ流通の根強い店頭販売とブランド愛好者の多さだったと思います。マルマンは、超高級ブランド「マジェスティ」の販売構成比が6割くらいという情報があります。ブランドを下支えする昔からのファンとショップが有ったのかなと思います。

ゴルフショップに行って、様々な価格、特徴を持つクラブの中から選ばれる唯一の存在になるには容易なことではありません。少しばかりの優位性ではなく、圧倒的な他社にない魅力がないと難しいでしょう。そういうマーケティング視線が欠けているメーカーが国内には多いように感じます。生意気ですけど。

これからさらに縮小していく市場で、どうしたらより好ましい市場になるのか。そろそろアイディアを実現していかないといけないとの想いを強くしています。。

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