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カーボンフェース再来! 「GLOIRE Reserve」ドライバー

      2020/07/06

テーラーメイドの新製品発表会に行って来ました。

「R11」の次回作がそろそろ噂になっても良い頃ですが、今回は「RBZ」ブランドの新アイアンと、日本限定ブランドの「グローレ」の新モデル。

「グローレ」は、販売実績も好評らしく、定価が80000円前後の高額価格帯のドライバーでのシェアを確実に増やしているとか(15%~20%弱)。ブリヂストンの「PHYZ」もダンロップの「XXIO」も売れているという話です。
ちなみに、グローレは、飛距離性能への評価が高く、ドライバー、FWともプロ、上級者が使用するケースが少なくないようです。

今回の発表の目玉は、「GLOIRE Reserve(グローレ リザーブ)」ドライバー。

フェース面にカーボン系の素材を採用したモデル。70層のグラファイトコンポジット素材にサーモウレタンを重ねあわせた新素材をフェースに採用して、「パーシモンからメタルに、メタルからチタンに変わったくらいのインパクトがある」とのこと。

99年に、ゴルフパートナーでFC本部の仕事をしていた際、フランチャイジー向けの情報のひとつとして語られたのが、「メタルからチタンに変わったように、チタンに変わる素材が生まれた時、劇的な買い替え需要が生まれる」ということでした。残念ながらまだ実現していませんけど、素材が変わることで劇的な技術革新が生まれるというのは有り得ることだと思います。というわけで新素材には期待せざるを得ない。フェース反発やヘッド体積、慣性モーメントに至るまで規制があるので、難しい話ではありますが。。

カーボン素材といえば、近年ではキャロウェイの「C4」が有名。アニカ・ソレンスタムも一時期使用したりしたようですが、いかんせんカーボンのボスっとした音が良くなかったようで、不人気に。以来、カーボン素材は採用されてもクラウン部などに限定され、フェースに使われることはありませんでした。

気になる「GLOIRE Reserve(グローレ リザーブ)」の音は、最近のドライバーの金属音に比べるとやや低めで締まった印象。反発係数も基準値ギリギリまで高まっているらしいです。スイートエリアが55%拡大という耳を疑うような数値なので発売後の評価が楽しみです。

個人的に目をひいたのは、同時に発表になった、「RBZ TOUR」アイアン。シャープな印象でしたが、ポケットキャビティなのでそれなりに優しくなりそう。ソールに入った溝も気になるところです。

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