長尺&ロフト角7.5度で飛ばす「egg1(エッグワン)」ドライバー 〜PRGR(プロギア)新製品発表会2014年〜
2020/07/06
既成概念を破る「egg(エッグ)」ブランド
この時期は本当に各メーカー新製品ラッシュ。
今回はPRGR(プロギア)の新製品発表会です。
PRGRはすでに「egg Bird(エッグバード)」や人気の「eggアイアン」と「eggスプーン」の後継モデルも発表されています。
ブランド名の「egg(エッグ)」は、卵の殻を割る=既成概念を破るものづくりを目指しているところからついたもの。これまでもヘッド重量の重い短尺ドライバー「egg impact(エッグインパクト)」やロフト角7度の「egg seven(エッグ セブン)」など、特殊というか、かなり大胆な発想のクラブ作りを行っています。
「エッグスプーン」や「エッグアイアン」はそれがハマって、人気になったモデルです。元祖タラコの「インテスト」やカーボンクラウンの「DUO」など、独創的なクラブがPRGRの真骨頂ですね。
アスリート専用の長尺ドライバー
今回の「egg1(エッグワン)」ドライバーは、高ヘッドスピードのアスリート向けの長尺ドライバーです。
すでにルール限界までシャフトを伸ばした「egg Bird(エッグバード)」が発売されていますが、今回はヘッドスピードが速いゴルファーにも使える長尺ドライバーということで、シャフト長も46インチ(60度法で46.75インチ)と長めです。
まず目を引くのが、ヘッド後方が大きく伸びたヘッド形状。
通常、アスリート向けのドライバーは洋梨型かコンパクトな形状が主流。こんな風に横に平べったい感じはあまりないです。重心の深さを表す重心深度は、なんと44mmとか。これは歴代のドライバーの中でも最長の部類に入ると思います。
ロフト角は、なんと7.5度。
かつてロフト角7度だった「egg seven(エッグ セブン)」が思い出されます。長尺でボールが上がりやすくなったのと、重心深度が深いためにヘッドがアッパーに動きやすいためではないかと思われます。
ロフト角7.5度。重心深度は44mmというのはかなり特殊なスペック。
特定のアスリートゴルファーが長尺シャフトを使いこなすために性能を特化しているわけです。この発想はすごいと思います。早く打ってみたいですね。
見た目にも意外な工夫が
フェースの塗装はよく見ると、ロフト角を大めに見せるために上まできています。このへんの安心感は重要だと思います。ちなみにシャフトもトルクが2.7の低トルクシャフトで、こちらも長尺専用設計になっているとのこと。
デザインも独特ですよね。
この楕円のデザインは現代アートのような印象を受けます。
シルバーブレードパターも新作登場
PRGRのパターブランド「シルバーブレード」からも新作登場。
「SILVER−BLADE FF」というようです。
この角のような、猫の耳のようなトンガリがすべての形状に付いているのが特徴です。
これは展示場で打ってみたのですが、なかなか良かったですよ。
適度な操作性があって、転がりも非常にいいです。
ヘッドに書かれているラインもとても構えやすかったですね。
私のおすすめはセンターシャフトのマレット型「04CS」とクランクマレットの「04」です。L字型はちょっとむずかしかったかなと。でもいいパターだと思います。値段も18000円(税抜)とまずまず手ごろ。
パター市場はオデッセイの独壇場になってしまっているので、こうして継続して新作をラインナップされているメーカーは貴重です。
まとめ
「egg1(エッグワン)」ドライバーのまとめを。
ヘッドスピードの速いゴルファーでも打ちやすい長尺ドライバーにするために以下の工夫。
- ロフト角 7.5度
- 超深重心ヘッド(重心深度44㎜)
- 低トルクシャフト(トルク2.7)
例えば、テーラーメイドの「SLDR」ドライバーは、浅い重心でロフト角も多めをチョイスすることが多いわけですが、まさに真逆のコンセプト。一人のゴルファーにこの真逆のコンセプトで打ち比べしたら、面白いかもしれません。
3月14日発売ということです。
私も早く打ってみたいですね。